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毎年、もう誰も別に楽しみにしてないと思うだろう
けど、一応ニュースで取り上げられるボジョレー
ヌーボー。

2015年も11月19日に解禁されます。

ところでこのボジョレーヌーボー、飲んだことは
ありますか!?

おいしい? 
まずい?


好みはあると思いますが、ボジョレーヌーボーって
なんかうすい味、酸っぱい、物足りない感じている
人も多いのではないでしょうか。


なぜでしょう?


ボジョレーヌーボーはまずいか?


多分まずいと思う人のほうが多いのではないで
しょうか。


違う言い方であまりおいしくない、とか。


ワインはまずいか、と同じで好みの問題でもあり
ます。

個人的に超うまいボジョレーヌーボーを飲んだこと
もありますし、超まずいボジョレーヌーボーも飲んだ
こともあります。


今の日本では様々な生産者のボジョレーヌーボー
を飲むことができますし、おいしいボジョレーヌー
ボーは飲めるはずです。


ただ私はスーパー、コンビニではボジョレーヌーボ
ーは買いませんけど。
(というか買いたくありません)



よく「まずい」の理由で聞くのは、酸っぱくて薄っ
ぺらい味と聞くのですがこの理由はなぜでしょう。



ボジョレーヌーボーにしっかりした味わいはありません


ボジョレーヌーボーは「ガメイ」というブドウ品種
でつくられます。


まずこの品種自体が基本的に軽い味わい(ライトボ
ディと言ったりしますが)のワインがつくられることが
多く、何十年も熟成できるワインですとか、どっしりと
重厚な味わいのワインがつくられることはありません。


また「ガメイ」というブドウ品種からのワインのつくり
方も、ざっくりと言えば軽い味わい(フルーティ、エレ
ガント、華やかな、軽やかなみたいな表現)のワイン
ができるつくり方をするので極端に言えばうすっぺ
らいワインといえばそうかもしれません。


また期限に合わせて多少強引なつくり方、または
未完成(ブドウの出来に納得はしていない)なボ
ジョレーヌーボーとなると、バランスが悪く、酸味
が強い酸っぱいワインが出来上がります。


毎年多少騒がれるボジョレーヌーボーですが、

毎年その年の評価が注目されるけど、良い
年かどうかというよりうまくつくれたかどうか


であると思います。


毎年期限が決まっているためブドウの状態に
かかわらず、成長を待っていられません。

リミットがきたら収穫しなければならないので、
その時点でぶどうが未熟だった場合、未熟な
ワインが出来やすくなります。

ただし、こだわりの生産者や最新技術のある生
産者はどんなに悪いブドウでもそれなりのワイン
に仕上げくるのです。


なのでボジョレーヌーボーは味にこだわるより、
その年の初めてのワイン、新酒としてお祭りと
して飲まれるし、そう飲みたいですね。


余談ですが、たまに「ガメイ」ではないブドウ
品種の新酒が売っていますが、それは
「ボジョレー」(地名です)ではない、ほかの
地域でつくられたヌーボーです。


この辺は語りだすとめんどくさくなるので
しませんが、おいしければいいっしょ。


最後までお読みいただきありがとうございます。




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